50歳で起業した小泉今日子さんが語る大人の挑戦 経験があるからこそ「飛べそうな水たまりを飛ぼう」
アイドル時代より今のほうが忙しいワケ
――長年、一線で活躍されている小泉さんですが、忙しさには変化はありますか。デビュー当時は生放送の歌番組が多い時代で、それこそ激務だったと思いますが。
私は、「(事務所から)無理をして高校へ通わなくていい」と言われていたので、同期のアイドルたちよりは恵まれていたと思います。毎日が分刻みで移動するスケジュールでしたし、地方へ行ってとんぼがえりする日も珍しくありませんでしたが、仕事を最優先させてもらえたので。デビュー3年目で一番忙しかった頃には、1カ月ほど休暇もいただきましたし。
当時を振り返ると、「いまのほうが忙しいんじゃないかな」と思うぐらいです。
――プロデューサー業など仕事の幅が広がっておられるからですね。ちなみに小泉さんは今年56歳になられました。一説によると仕事で集中力を発揮できるのは、43歳がピークとのことです。どうやって集中力をキープしていますか。
若い頃から“集中力が持続しない病(やまい)”を持っているので(笑)、昔もいまも自分に過度な期待はしていません。だから、サボりたくなる自分を許すと決めています。
プロデューサー業務の締め切りが迫っていても、最近ハマっている韓国ドラマや文学の続きが気になって仕方なければ、観てしまうし読んでしまう。
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