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キャリア・教育 #ユーモアは最強の武器である

アップルが社内会議で真剣に「爆笑」を狙う深い訳 「心理的安全性」がイノベーションのカギとなる

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「結局のところ、陽気さの文化は従業員にとって安全な場を生み出すのです。安心感があって、リーダーが恐怖ではなく陽気さでみんなを導いていると感じると、思い切って挑戦する意欲が湧いてきます。バカにされる、仲間外れにされるといった心配をせずに、いろんなことを試してみたくなる。イノベーションに対して積極的になるのです。古いアイデアに抵抗し、新しいアイデアを推し進めます」

笑いはストレスを緩和し認知機能を高める

ユーモアと心理的安全性のつながりは、笑いにある。笑える、と思っただけでもコルチゾール(いわゆるストレスホルモン)が39%、エピネフリン(「闘争・逃走」反応を引き起こすホルモン)が70%も減少し、安心感が生まれ、心が落ち着き、ストレスが緩和されることが明らかになっている。

そしてストレスが和らげば、もっといい仕事ができる。2007年のボルチモア記憶研究では、参加者たちの唾液コルチゾール値を測ったあとで認知機能テストを行い、7つの指標における結果を測定した。すなわち、言語、処理速度、視覚・手指協調、実行機能、言語記憶および学習、視覚的記憶、視覚構築の7つだ。

すると、コルチゾール値の低下と7つのうち6つのタスクの高得点には、相関関係があることが明らかになった(リラックスしてストレスが緩和されても、視覚構築には効果が見られなかった)。

つまり、笑うとコルチゾール値が低下し、コルチゾール値が下がれば成績がよくなるのだ。

(翻訳:神崎朗子)

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