「キーボードをバンバン」職場の苛立つ人の扱い方 アドラー心理学では原因ではなく目的を考える

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人がイライラしているとき、アドラー心理学では「原因」を考えるのではなく「目的」を考えます(写真:horiphoto/PIXTA)
価値観の多様化と上下関係のフラット化が進んでいます。これに伴い、現場のリーダーには、「価値観の違うメンバーをチームとしてどうまとめるか」、「それぞれの価値観を尊重しつつ、どうチームとして成果を出すか」など、新たな悩みが生まれています。このような悩みを抱えるリーダーにおすすめなのが「アドラー心理学」の考え方・メソッドです。
みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと。』では、「ビジネスの場面」でのアドラー心理学に精通した著者が、これからのリーダーが取り入れたいアドラー心理学の考え方・メソッドを解説していきます。※本稿では同書より一部を抜粋しお届けします。

人が不機嫌なのには「目的」がある

職場で仕事をしていると、キーボードを強く叩いたり、「はぁ」と大きなため息をついたり、会話の声がとげとげしていたり。職場には、イライラしている人、不機嫌な人がいます。すると、「あれ、何か悪いことがあったのかな」とか「私のさっきの言い方がよくなかったのかな」などと、「原因」を探す人がいます。

しかし、このように人がイライラしているとき、不機嫌なとき、アドラー心理学では、「原因」を考えるのではなく、「目的」を考えます。

「目的ってどう意味だろう?」と思った人もいるでしょう。「イライラする」という態度をとることで、「達成したいこと」「伝えたいこと」(=目的)があると考えるのです。

例えば、イライラしている人は、「イライラする」という態度を通して「自分は忙しいことをわかってほしい」とアピールする「目的」があります。あるいは「ものごとがうまくいっていないことを伝えたい」という「目的」もありえます。

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