日本の起業家の「グローバル化」は定着するか

SLUSH ASIA、新経済サミットが目指すもの

経済産業省では、後援名義やスピーカーの登壇、連携企業の紹介などでこれらのイベントの応援をしています。起業家誘致やイノベーション促進について政策レベルでの国際競争が激化する中で、米国、イスラエル、シンガポールなどのベンチャー政策に勝る政策を検討しつつ、このような民間主体のグローバル化促進の動きも積極的に支援してゆきます。

かつては、投資活動やグローバルな連携において日本をパスする「ジャパンパッシング」が話題となり、ベンチャーにおいても地位の低下が懸念されてきました。しかし、ここに来て少し、日本ベンチャーのグローバル化に向けての風が吹いてきているように思います。

世界は日本の起業家に期待している

代表理事を務める三木谷浩史氏

アベノミクスの経済効果や新しい政策の取組み、IoTブームを受けての日本のものづくりへの注目など、さまざまな要因が働いて、海外の投資家やメディアからの日本のベンチャーについての問い合わせも増えています。SLUSHの日本開催や新経済サミットにおけるビッグネームの来日もその動きを加速します。

新経済連盟の事務局の小木曽稔氏に、なぜ、世界のビッグネームが日本にやってくるのか、三木谷浩史代表理事をはじめとする運営側の尽力以外の要素を尋ねたところ、

「最近、日本の注目度が上がっているのです。それに、満開の桜を見たいとか、春の京都を旅したいとか、美味しいものを食べたいとかの要素もあって……。みんな日本が好きなのだと思います。」とのこと。

国内ベンチャーの活性化やビジネストレンドの変化で吹いてきたグローバル化の風。日本の起業家やイノベーション創出を狙う大企業には、ぜひ活かして欲しいと考えています。

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