「スマホ脳」に陥った日本人を変える3つの習慣 真面目で頑張る人ほど「ぼんやりタイム」が必要

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そうすることで、脳に疲れが溜まりづらくなるからです。デフォルトモード・ネットワークは、起動させるために①の条件を満たす必要があり、その主な役割は②となります。ですから、脳過労を改善させるのに最適な方法というわけです。

簡単にできるリズム運動でセロトニンを活性化させる

デフォルトモード・ネットワークは「ぼんやりタイム」を設けることで機能します。したがって「ぼんやりタイム」をいかに増やしていくかという視点での生活習慣の改善が必要になってきます。お勧めのテクニックを3つご紹介します。

①散歩やお皿洗いなどのリズム運動をする

リズム運動とは、その名のとおり一定のリズムで体を動かす運動のことです。人は同じ動作を一定のリズムで繰り返すと、脳がリラックスしてぼんやりした状態になり、脳内のセロトニンを活性化させることが科学的に明らかになっています。 日常生活で取り組みやすいリズム運動は、次のようなものが挙げられます。

  • 散歩
  • サイクリング
  • スイミング
  • キャベツのみじん切り
  • お皿洗い
  • 靴磨き
  • 座禅

いずれにも共通しているのは、同じ動作を繰り返すという点です。セロトニンはリズム運動を開始して5分後くらいから分泌が促進されて、20〜30分を経った頃にピークに達します。ですから、リズム運動は1回に何時間も行うのではなく、1回15〜30分程度を週に2、3回程度行う習慣をつけるとよいでしょう。

②セロトニンが活性化する「プチ座禅」をする

①で日常生活で行えるリズム運動をいくつかご紹介しましたが、そのなかで私が最もお勧めしたいのが座禅です。座禅のどこがリズム運動なのかと思われるかもしれませんが、座禅をしているときの規則正しい腹式呼吸は、立派なリズム運動です。

また、座禅は瞑想などの際に用いられていることからもわかるとおり、頭をぼんやりさせるのに適しています。ここでは誰もが、簡単にできる「プチ座禅」の方法を紹介しましょう。

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