子どもの「早期教育」小学校受験しなくても必要か 学習意欲が飛躍する日常での親の関わり方3つ
「お受験」それは都会に住む母親ならば誰もが一度は思い悩むキーワードかもしれません。お受験するのか、しないのか。その選択の先には何があるのか。教育の選択肢が広がると同時に、母親たちはより新しい情報の収集や、教育への深い理解を求められる時代になりました。
周りに惑わされず、親としてブレない教育観を育み、わが子を幸せな進路に導いていきましょう。小学校受験を検討するにあたり「未就学児の教育」、つまり「早期教育」なるものについてその本質を考えてみましょう。小学校受験協会 代表理事の藤田和彦さん、教育博士の江藤真規さんにそれぞれの立場からお話を伺います。
<お話を伺った方>
一般社団法人小学校受験協会 代表理事 藤田和彦 さん
教育学博士 サイタ・コーディネーション代表取締役 江藤真規 さん
聞き手:田口まさ美
子供を伸ばす「早期教育」(就学前の教育)の捉え方
——今回は、早期教育のあり方について一般社団法人小学校受験協会 代表理事の藤田和彦さんと教育学者の江藤真規に教えていただきます。最初に藤田さんに、すごく素朴な質問からさせてください。「早期教育」と一言で言った時、そのイメージがぼんやりしている気がします。「早期教育」って一体何なのでしょうか? 就学前の教育には、どんな意味があるとお考えですか?
藤田:早期教育というワードから何をイメージするかは、人それぞれだと思います。ですから、あくまで私の考える早期教育ということでお話しさせていただきます。まず、早期教育とは「“特定の技能をできるようになる”ことを追求するものではない」と考えています。
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