120カ国超訪れてたどり着いた「世界最高の宿」 写真で見る「スリランカ『バワ』建築を訪ねて」

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ルヌガンガのメイン棟
ルヌガンガのメイン棟にあるラウンジ。宿泊客共用だが、事実上独占だった(筆者撮影)
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2022年8月にスリランカへ旅行すると告げると、複数の知人から「大丈夫なのか」「そもそも旅行できるのか」と疑問を投げかけられた。

スリランカのラジャパクサ大統領が中国に対する巨額の借り入れを続けた結果、7月5日には国が破産を宣言。大統領は国外へ脱出し、大統領官邸を占拠したデモ隊の集団が官邸のプールでくつろぐ姿も報道された。外貨不足に陥ったスリランカでは、ガソリン不足のために、ガソリンスタンドには数㎞にもおよぶ長蛇の列ができたという。

だが、海外に関する報道では、ひどい状況が報じられる一方でそれが正常にもどりつつあることはあまり報じられない。多少のトラブルはあるかもしれないが、危険な状態ではないと判断し、予定通り渡航を決めた。

スリランカをめざしたのは、建築家ジェフリー・バワの別荘「ルヌガンガ」に再訪したかったからだ。筆者は週刊東洋経済で連載していた「サラリーマン弾丸紀行」で、2016年に訪れたルヌガンガを「世界最高の宿」と記している。そもそもバワとはいったい何者なのか。

アマンリゾートの創始者や建築家に影響を与えた

世界最高級のリゾートの代名詞ともいわれるようになったアマンリゾート。もともとプーケットやバリ島など、かぎられたリゾート地で開業していたが、1990年代以降、急激に世界中に展開し、現在では、日本でも東京と京都、志摩半島に展開している。2022年8月に開業したアマンニューヨークは1泊素泊まり49万円~(72㎡)と強気の金額で話題になった。

そのアマンリゾートの創始者、エイドリアン・ゼッカやアマンリゾートの建築家として知られるケリー・ヒルらに影響を与えたといわれているのがスリランカ人の建築家、ジェフリー・バワである。このあたりの経緯は『アマン伝説 創業者エイドリアン・ゼッカとリゾート革命』(山口由美著)に詳しい。

ルヌガンガ
朝食のテーブルは毎回屋外にセッティングしてもらった(筆者撮影)
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