「スマホを年中買い替える人」に欠けている視点 「フェアフォン」が示す環境に優しい選択肢

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ほとんどのアンドロイド携帯は2年でアップデートの提供が停止されるが、6年前に発売されたフェアフォンのモデルには今もアップデートが提供され続けている。

フェアフォンによると同社は黒字化しており、2020年と2021年には数百万ユーロの利益を上げた。携帯端末や簡単に交換できる部品の販売だけでなく、修理やソフトウェアのメンテナンスをサポートするサービスの販売も試みているとガウウェンス氏は語る。スマホの新機種を毎年発売して短期間で利益を上げるのとは対照的に、ゆっくりと着実に収益の流れを生み出すビジネスモデルだ。

「長持ちする携帯を設計し、ユーザーが実際にそれを長く使ってくれるようになれば、より大きな収益が上がるようになる」とガウウェンス氏は言う。

過剰な宣伝にのせられたらダメ

本コラムの狙いはもちろん、フェアフォン4の購入を勧めることにあるのではない。

修理しやすくて、環境と私たちの財布に優しい携帯をつくるために、巨大な資金力を持つハイテク企業にはもっとやれることがあるというのが、このコラムの全体的なポイントだ。私たち消費者はテクノロジー製品に対する考え方を変えることでより良い結果を得られるだろう、と前出のノーマン氏は語る。

「消費者は大きな力を持っているが、その力は消費者が団結したときにしか発揮されない」とノーマン氏。

例えば、買い替えを考える前に修理に出すなど、テクノロジー製品も自動車と同じようにメンテナンスするといった行動が大切だ。また、スマホの新機種に施された小規模な改良に対する過剰な宣伝にものせられないようにしたい。

というのは、今持っているスマホに満足しているのなら、それがしっかりと動く限りは、同じスマホを使い続けてもおそらく満足できるはずだからだ。それに私たちは今、かなり長く使えるモデルが存在することも知っている。

(執筆:Brian X. Chen記者)

(C)2022The New York Times 

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