食材を腐らせる人は冷蔵庫の使い方がなってない 手早く取り出せて、食材を使い切れる必勝テク

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買ってきた野菜が雑然と保管されている状態では、野菜の鮮度を保つことはできません。

たとえば私は野菜を野菜室に置かず、思い切って冷蔵庫のいちばん上のドアを開けた3段目に保管しています。そうすることで、どの野菜がどれだけ残っているかを把握できます。さらに、次の献立に使う野菜を考え、献立ごとのトレーに入れておけば、効率よく多くの野菜を使い切ることができます。

そして、このように見やすい所に野菜を置くことで、「野菜を使い切ろう」という意識も芽生え、食品ロスを防ぐことができます。

野菜を腐らせてしまうのは、使う予定の野菜を使い切れなかったり、冷蔵庫の中にあるのを忘れ、結局余らせて傷めてしまう・腐らせてしまうということがほとんどです。

また、「冷蔵庫のいちばん上のドアを開ければ野菜が見える」という状況にすることで、野菜を使った1品を必ず作るという意識を植え付けることにもつながります。

さらに、鮮度の良い食材で料理を作ることは、栄養価の高い料理を作ることにもつながります。

食材と調味料の定位置を決める

最後に、冷蔵庫の最上段の使い方をまとめます。

大抵の冷蔵庫は、最上段のドアを開けると4段のスペースがあります。

それぞれのスペースに置くものをあらかじめ決めておくことで、食材の紛失を減らし、冷蔵庫のドアを開けてすぐに食材を取り出せるようになります。そして、それが料理の時短につながります。

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それでは、私が行っている冷蔵庫の使用法を記載します。

1段目…日持ちするもの・長く保存できるもの(みそ、梅干し、こんにゃくなど)

2段目…よく使う食材(納豆、リンゴ、瓶に入った調味料類など)

3段目…賞味期限の短いものやすぐに使わない野菜(2つのトレーにわけて置いておく)

4段目…1品ごとの料理トレー

という置き方をし、食材を取り出すようにしています。

これはあくまで私の事例です。ご自分で保管しやすい方法を考え、それに合ったやり方で実施するといいでしょう。たとえば、4段目を野菜の保管場所にする手があるでしょう。

このように、冷蔵庫の段ごとで保管するものを決めておくことで、パパッと食材を取り出すことができ、料理の時短につながるのです。

遠藤 早智 ダンドリクッキング代表

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えんどう さち / Sachi Endo

22年間に延べ約7000名の料理指導。主婦歴29年。時間がなく料理が憂うつな人に、短時間で美味しく栄養バランスの良い3品を30分でラクに楽しく調理し、時間と心に余裕ができるサポートを行う時短料理マイスター®。獨協大学外国語学部卒業後、旅行会社に勤務。莫大な仕事量を効率的にこなす段取り力と時短思考を体得。料理に自信がなく結婚し、出産後家族の健康と仕事復帰、将来のため調理に没頭。苦手を克服したい主婦のために料理教室をスタート。家族の在宅介護からさらに時短になる料理の必要性に迫られ、時短思考ダンドリクッキングを考案。

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