「三間(サンマ)」が足りない現代の子どもたち
プレーパークとは、NPOや地域の住民によって運営されている子どもたちの遊び場です。スコップで穴を掘ったり木登りしたり泥んこ遊びをしたり、子どもたちが自由に遊べるようにしています。子ども同士のトラブルも極力大人が介入しないで子どもたち同士で解決させます。
要するに、昔であれば空き地や学校の裏山で子どもたちが勝手にやっていたことを思う存分できるように保証する場所です。逆にいえば、現在はどこの公園に行ってもルールでがんじがらめにされており、子どもたちの自発的な遊びが阻害されているということです。
プレーリーダーと呼ばれる専門家が、子どもたちの安全を守りながら、子どもたちの遊びを発展させるかかわりをしてくれます。
全国にあるプレーパークは、「日本冒険遊び場づくり協会」のホームページで検索することができます。
一例として、東京都日野市を中心に活動するNPO法人「子どもへのまなざし」が運営するプレーパーク「なかだの森であそぼう!」を見学しました。毎週金曜日および第2・3土曜日に開催されます。「子どもへのまなざし」は、野外保育をする「まめのめ」という認可外保育施設も運営しています。
会場となっている仲田の森蚕糸公園の入口には、次のように書かれた看板が立てかけられていました。
「自由に遊ぶ」って?
子どもたちは今、自由に遊んでいますか?
「やってみたいこと」に挑戦するのがあそびです。
挑戦なので時には失敗したり、ケガをすることもあります。
子どもがケガなしで健全に育つことはありえないのです。
いっしょに遊ぶと、ケンカもおきます。
ケンカできる相手がいて初めて学ぶことができるのです。
「ケガをしないように○○禁止」
子どもにとってよかれと思っておとながしていることが子どもの経験を奪っていると感じます。
子育てはひとりぼっちではとてもできません。
たくさんのあたたかいまなざしの中で子どもたちは成長していきます。これからも、子どもたちが「のびのび遊ぶ場」を、作り続けていくために参加者のみなさんと共に話し合い、力を合わせて活動を続けていきたいと思います。
地域の皆様のご理解ご協力をお願いいたします。
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