9歳までに学力の土台をしっかり固める学習法 計算ドリルや読書や作文では真の学力は育たない

算数も国語も英語も同時に学ぶ

年長さんから小学4年生までの教材が用意されています。物語とそれに対応した問題が書かれたテキストと、映像教材がセットになっています。ネーミング通り解釈すれば国語っぽい算数。算数がメインですが、かなり長文を読んで解く学習をくり返しています。英語にも挑戦します。

授業は1回完結型。週1回から2回、全98回の授業で完結。中学受験、公立中高一貫校受検に対応する単元も含まれています。

まず「きほんのおはなし」という導入用のアニメーションで、原理原則を考えさせます。次に子どもがつい夢中になる楽しいアニメーション「ものがたり算数」で、物語を追いながら算数の問題を解いていきます。続く「かたちの形」では、紙の教材ではイメージしづらい図形の問題を動画教材の力を借りて解きます。

最後に「えいごもこくご」で、英語の指示に従い、算数の問題を解きます。このとき英語の単語の意味などはいっさい教えません。毎回6枚の宿題プリントが出ます。イメージする力を家庭学習で定着させるのです。

いきなり、文章を読ませて「イメージしなさい」と言うのではなく、映像によってイメージする力をサポートします。そのあとで、紙に書かれた文章や図を読みとってイメージする力をつけていきます。これが玉井式メソッドです。

学習塾の低学年向けプログラムとして展開

玉井式は、全国の幼稚園・保育園、私立小学校や学習塾、アフタースクールなどで導入されています。全国の玉井式国語的算数教室はホームページで検索可能です。またさらにはインドの私立小学校にも進出しています。

神戸市を中心に教室を展開する「創造学園エディック（以下、エディック）」という学習塾の舞多聞校で、玉井式国語的算数教室の授業を見学しました。エディック全体では、約1000人もの小学生たちが玉井式国語的算数教室を学んでいます。