炒めものはフライパンの大きさも重要で、例えば18cmのフライパンに山盛りの野菜を入れても、重なった上部は鍋底に接しないので、うまく加熱できません。中国料理のコックさんは熱した鍋をあおり、全体を加熱していきますが、家庭のコンロで鍋をあおると温度が下がってしまいますし、油が跳ねて台所も汚れます。
これらの問題を解決するために、今回は焼く→蒸す、の2段階の加熱方法をとりました。24cmのフライパンでも一応つくれますが、できれば26cmのフライパンを準備してください。
最初のポイントは「野菜の水気はしっかり切る」
豚バラ肉 150g
塩 小さじ1/4
ニラ 100g (1束)
キャベツ 100g
酒 大さじ1
にんにく 1/2片(すりおろし)
しょうゆ 大さじ1
砂糖 小さじ1
一味唐辛子 少々(お好みで)
この料理が生まれた大分県はニラの産地。新鮮なニラは繊維がやわらかく、にんにくと同じ硫化アリルという成分が入っているので、肉の味を引き立てます。
豚バラ肉にまず塩を重量の1%、小さじ1/4(1.5g)振りましょう。
ニラは5cmに切ってから、洗います。
炒め物の最初のポイントは「野菜の水気をしっかりと切る」ことです。お店ではザルに上げた状態で冷蔵庫に保管し、水気を完全に切りますが、10分ほど置くだけでも大丈夫です。水気が残っていると炒めるときにフライパンの温度が下がり、水っぽくなります。
キャベツも2.5〜3cm角に切り、同様に水気を切っておきます。
合わせ調味料を作ります。しょうゆに砂糖を溶かしておきましょう。そうすれば炒めるとき、あわてずにすみます。
酒大さじ1ににんにくのすりおろしを入れておきます。ここまでで準備は完了。
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