「(キリスト教の聖書の)黙示録6章にありますが、赤い馬が暴れまわる中国・北朝鮮、白い馬が暴れまわるグローバリスト、黒い馬のディープ・ステート、そして緑の馬のイスラム圏。そしてコロナ。これは中国の生物兵器です」
確かに「ヨハネの黙示録」には馬による厄災のエピソードは存在するが、いうまでもなく「ディープ・ステート」などといった記載はない。
ディープ・ステートとは、Qアノンたちがいう「(トランプ氏が戦いを挑んでいる)アメリカ政府を支配している影の政府」のこと。亨進氏とサンクチュアリ教会の主張や行動は、ほぼ「Qアノンそのもの」と言っても過言ではない。
マスクを着けると「政府の奴隷」に
講演を行った亨進氏も頭に銃弾の王冠を載せた姿で新型コロナワクチンを批判し、ワクチン普及を共産主義者の陰謀だと語った。
「生物兵器(新型コロナ)にかかっても、99.7%の人は免疫力で勝つことができる。それが科学だ。なのにマスクを着けろと言う。マスクを着けた者たちは政府の奴隷になる」(亨進氏)
「共産主義者たちがTwitter(でのワクチン批判)を禁止し、ファイザー社はワクチンを売って800兆ウォンも儲けた。ロビー活動で政治家にカネを撒いた。ワクチン接種を3回受けたら90%以上、自分の免疫システムが壊れていく。若い者たちも突然、心臓麻痺で死んでいるという」(同)
新型コロナワクチンを否定する陰謀論では、しばしば、ワクチンの目的はディープ・ステートなど影の権力者による人間管理と人口削減と説明される。
「世界経済も壊されていき、日本もガソリン代、食料費が上がり、世界供給ラインが壊されている。それは中産階級を殺す作戦だ。これが共産主義だ。政治サタン主義だ」(同)
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