2020年のアメリカ大統領選の際には東京、大阪、福岡でトランプ氏応援デモを繰り返した。デモの文脈は、中国共産党と戦ってくれるトランプ氏を応援しようというもので、「Take Down CCP!」(中国共産党を倒せ!)と叫んだ。2021年には反北京冬季五輪のデモも行われた。
自民党議員が応援メッセージ
2021年12月12日に都内で開催されたデモでは、日比谷図書館内のホールでの集会も開催された。ともに主催者は「北京五輪ボイコット推進集会・デモ実行委員会」。
サンクチュアリ教会単独ではなく、保守系の活動家や識者などとの寄り合い世帯。とは言え、実質的にそれまでトランプ支援デモなどを繰り返してきたサンクチュアリ教会の信者たちの運動がベースとなっており、彼らも壇上で挨拶をした。
この集会には、国会議員からの応援メッセージも寄せられ、壇上で主催者が代読した。送り主は、杉田水脈、三ッ林裕巳両衆議院議員、山田宏、和田政宗両参議院議員。いずれも自民党だ。
霊感商法が社会問題となった統一教会との関わりは、言うまでもなく問題だ。しかしアメリカで「Qアノン武装ゲリラ」とも呼ぶべき活動をしているサンクチュアリ教会がらみの集会に応援メッセージを寄せるのは、文字通りの「公共の安全」に関わりはしないだろうか。
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