左脳の機能失った脳科学者が教える、心軽くする技 「90秒ルール」で自分の感情回路を静観する
私たちは、みな、あるがままの現実を受け入れました。<キャラ2>の恐怖から離れ、<キャラ4>の叡智を自分のものにしたのです。彼女は安らかな死を迎え、それは私たちにとっても大きな恵みとなりました。
そうして、誰かが言ったんです。「箱(ボックス)パーティーをしよう!」って。彼女は火葬を望んでいました。
私たちは、その晩ずっと、心と魂と愛を込めて、棺を飾り付けました。彼女が好んだ明るい黄色を基調にした棺のいたるところに彼女の写真を貼り、よく訪れていたカリブ海沿岸のリゾート地カンクンを模して、紙で作ったヤシの木を一面に生やしました。とてもきれいでした。
私たちは泣き、笑い、音楽に合わせて、棺の周りで踊りました。それからみんな一緒に火葬場に行きました。
彼女はスタートレックの大ファンでもありました。映画に登場するクリンゴン人を知っていますか。クリンゴン人は勇敢な戦士集団の異星人です。クリンゴン戦士が死ぬとき 他の戦士が吼える儀式があります。仲間の死の間際に向こう側の世界にそれを知らせるのです。
火葬のスイッチが押されたとき、私たちも全員で咆哮しました。それで、あの世は彼女が来ることを知ることになったはずです。私たちは愛にあふれたとても強いつながりを感じました。素晴らしい経験でした。
自分の<キャラ4>に心を開く
テイラー:のちに、私の母が死を覚悟したときにも、彼女の存命中に同じことをしました。「愛の箱パーティー」に、彼女自身も参加したのです。
母が最後の息を吐いたとき、私の幼い<キャラ2>は泣き崩れるだろうと思っていましたが、驚いたことに、母の手を握っていた私の<キャラ4>は、部屋を見上げて微笑んだのです。
その後の数週間は、喪失感や痛みにとらわれることなく、母のエネルギーのエッセンスを意識的に自分の中に織り込んでいきました。悲しみの波が押し寄せてきたときには涙が流れるままにしました。
日常生活のなかで母がいないのは寂しいですが、私は母との宇宙的なつながりを強くしたのです。
悲しみ方は人それぞれ。私は、自分の<キャラ4>に心を開き、亡くなった人たちの<キャラ4>の存在を意識して心を開けば、その人たちと簡単につながることができることを学びました。
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