「人に合わせて付き合う人」に友達がいない理由 「格好悪い自分」を成功へ導く実話「Believe It」

✎ 1〜 ✎ 8 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

僕は、妬まれないようにしていたほうがいいと思っていましたが、ここを読んで、なるほどなと思いました。

自分を隠せば、アンチからは攻められなくなるかもしれませんが、別のアンチは当然現れます。さらには、本当の自分のことを信じてくれて、高めてくれるはずの人たちとつながれなくなってしまいます。

それなら、ありのままでいて、信頼のおける仲間ときちんとつながったほうがいいですよね。

「本当の自分」は人間関係の中に

「あなたという人間は、あなたが最も共に時間を過ごす5人の集大成」という言葉がありましたが、これも確かにそうだなと思いました。

90年代ぐらいに「自分さがし」が流行りましたよね。一般職のOLが、「こんなつまらない事務をやってる私は私じゃない、本当の私はセーヌ川にいる」などと言って、パリに語学留学に行くというような話がよくありました。

しかし、自分というのは、セーヌ川にいるのではない。人間は社会的動物ですから、自分だけが単体で存在しているわけではなく、今現在関係している周りの人たちとの関係の中に存在しているのです。

どういう人と一緒に暮らし、仕事をし、共に目標に向かって歩いているか。そこに本当の自分がいるのだと思います。ですから、いい人間関係を作っているかどうかは本当に大事だと思いますね。

もちろん、会社員として働く場合、人間関係を自由には選べませんから、「こんな人たちと一緒にいるのは自分じゃない」と思うのも仕方がない面もあります。

その場合でも、仕事以外のところ、趣味やスポーツ、ボランティア、近所付き合いなどの世界で、いい人間関係を作る努力をすることは重要なんじゃないかなと思います。

次ページ新しい仲間観
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事