「人に合わせて付き合う人」に友達がいない理由 「格好悪い自分」を成功へ導く実話「Believe It」

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特に今の若い起業家を見ていると、会社を大きくしてイグジットして大儲けしたいというよりは、いい仲間たちと、いい仕事をして、いい環境を作ってそれを維持していきたいという感覚が強いんですよね。

『ビリーブイット』のジェイミーさんも、リーマンショック以降のそんな時代の空気感を体現している人だという感じがします。

妬むアンチへの対応

SNS上のアンチの話で、「アンチは混乱したサポーターにすぎない」という言葉がありましたが、これは面白かったですね。まさにそうだと思いました。

僕のSNSにも、異様な熱量で、ブロックしてもわざわざサブアカウントを作ってまで読みに来る人がいます。どうしてそこまでと思っていましたが、確かにファンでなければそこまでできないなと。

「アンチは私たちのものを欲しがっていて、憧れている」という話もそのとおりだと思います。要するに妬みなんですよね。しかし、人の成功を妬んで得られるメリットなど、どんな場面においても、1ミリもありません。

自分の親しい人が成功すると妬む人がいますが、そんなことをするよりも、その人ともっと仲良くすれば自分にもメリットがあるのでは?と考えないのだろうかと思います。でも、そう考えられないのが人間の悲しさですよね。

自分を隠すことの負の側面

逆に、自分に意地悪していた相手が、自分が有名になった途端に急に手のひらを返して友達になりたがって近づいて来たとか、人間の妬みは恐ろしいなと思いますね。

ジェイミーさんは、自分を守るために、ありのままの姿を隠してニセの人格のようなものを被る人について、「そのほうが痛みが少ないのかもしれないが、ありのままの自分をちゃんと見せたほうが、最後は自分が納得できる。好かれる人と一緒に暮らせばいいし、嫌いな人とは遠ざかればいい」ということを言っています。

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