有料会員限定

「飢餓人口」激増!データで見る世界の食料危機 穀物生産は大国に偏在、貧困国ほどリスク増大

✎ 1〜 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 最新
拡大
縮小

マップで見る主要な穀物生産国と各国の飢餓人口の割合

世界地図
(写真:jhcarmona / PIXTA)

特集「食料危機は終わらない」の他の記事を読む

今年7月、国連世界食糧計画(WFP)などが発表した報告書によれば、2021年の飢餓人口は8億2800万人に上る。コロナ禍発生の2019年比で1.5億人の増加だ。

2022年はロシアによるウクライナ侵攻の影響で、さらに状況は悪化する可能性が高い。穀物輸出国の上位は、アメリカ、ロシア、ブラジルなどの大国だが、ウクライナも中東・アフリカ向けに近年輸出シェアを高めている。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
食料危機は終わらない
この秋、日本の食卓を襲う「食料インフレ」の猛威
「からあげクン」36年で初値上げさせた根本原因
飲料、24年ぶり値上げも「脱安売り」の厳しい現実
国内は収益悪化、海外事業との差は広がる一方
年間インフレ影響は123億円、戦略に迷走感も
輸入物価は1年で1.5倍に、物価ピークは10月?
足元の農産物インフレは一過性の現象ではない
14億人の「爆食」はいつまで続くか?
穀物生産は大国に偏在、貧困国ほどリスク増大
過去最大の干ばつ頻発、穀物生産は長期減少へ
いまこそ「都市型農業」の基盤を構築せよ
原材料の多くを中国に依存、代替先を模索する
最短で2041年の開業を予定、高まる現実味
コメ政策の行方を小野寺元防衛相に聞いた
コメの消費量は年間10万トンペースで減少
3毛作で「行列のできるトウモロコシ」を栽培
植物工場の5割が赤字、富士通やパナも不振
戦略を間違えると「暗黒期」に入りかねない
農業の応援団ほど現実の農業を潰しにかかる
農業政策に詳しい山下一仁氏に聞く問題の核心
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内