有料会員限定

「賃上げなき物価高騰」が占う日本人の家計の行末 輸入物価は1年で1.5倍に、物価ピークは10月?

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
拡大
縮小

過剰貯蓄で物価高の影響は限定的との見方も。賃上げにつながるかが焦点だ。

岸田文雄首相
岸田首相は物価高対策で小麦価格抑制を指示した(写真:毎日新聞社/アフロ)

特集「食料危機は終わらない」の他の記事を読む

8月15日に首相官邸で開かれた「物価・賃金・生活総合対策本部」。岸田文雄首相は、政府が輸入小麦を製粉会社に売り渡す価格を10月以降も据え置くよう指示した。

日本は国内で消費される小麦のおよそ9割を輸入に頼っている。そこで外国産小麦は、安定供給や価格変動の抑制のため政府が商社を通じて一括で購入し、製粉会社に売り渡す仕組みを取る。その売り渡し価格は半年ごとに見直される。次の10月の改定では、直近6カ月の平均買付価格などを基に算出される売り渡し価格が、20%ほど引き上げられる見通しだった。それを現水準に抑える方針だ。

次ページ輸入品で目立つ食料品の値上がり
関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
「イトーヨーカドー幕張店」激戦区の大改装に差した光明
「イトーヨーカドー幕張店」激戦区の大改装に差した光明
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
食料危機は終わらない
この秋、日本の食卓を襲う「食料インフレ」の猛威
「からあげクン」36年で初値上げさせた根本原因
飲料、24年ぶり値上げも「脱安売り」の厳しい現実
国内は収益悪化、海外事業との差は広がる一方
年間インフレ影響は123億円、戦略に迷走感も
輸入物価は1年で1.5倍に、物価ピークは10月?
足元の農産物インフレは一過性の現象ではない
14億人の「爆食」はいつまで続くか?
穀物生産は大国に偏在、貧困国ほどリスク増大
過去最大の干ばつ頻発、穀物生産は長期減少へ
いまこそ「都市型農業」の基盤を構築せよ
原材料の多くを中国に依存、代替先を模索する
最短で2041年の開業を予定、高まる現実味
コメ政策の行方を小野寺元防衛相に聞いた
コメの消費量は年間10万トンペースで減少
3毛作で「行列のできるトウモロコシ」を栽培
植物工場の5割が赤字、富士通やパナも不振
戦略を間違えると「暗黒期」に入りかねない
農業の応援団ほど現実の農業を潰しにかかる
農業政策に詳しい山下一仁氏に聞く問題の核心
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内