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補助金に依存しない「稼ぐコメ農家」の生き残り策 3毛作で「行列のできるトウモロコシ」を栽培

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需要が減少し、価格下落が続くコメ。ただ、コメ農家の中には高収益な農産物を作ったり、加工品を手がけるなどの工夫で儲かる仕組みを確立しているところもある。

とうもろこし畑と鈴木弥氏
鈴木農園の鈴木弥氏(写真左)とトウモロコシの「甘々娘」(写真:鈴木農園)

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コメの需要が減少し続ける中、農家は厳しい経営を迫られている。政府からの「補助金ありき」になっているケースも珍しくない。だが自らの経営努力によって高収益を実現する、自立した農業者もいる。

「水田3倍活用」を掲げるのが、静岡県周智郡森町の遠州森 鈴木農園株式会社。15ヘクタールの農地(水田)で1年間にコメ、レタス、食用トウモロコシを収穫する三毛作を実践する。

同社の売り上げの約5割を占めるのはトウモロコシ。森町の地域ブランドとして定着した「甘々娘(かんかんむすめ)」は、糖度18〜20度と甘く、皮が柔らかい。5月末から7月末の収穫期には農地近くの直売所でとれたてを販売、前日から行列ができるほど人気を集めている。

トウモロコシ、コメ、レタスの三毛作

トウモロコシの収穫後にはコメを植え(主食用米は2割で、残りは飼料用)、9月以降はレタスを栽培する。三毛作の農地とは別に23ヘクタールの主食用米専用の水田でもコシヒカリ、きぬむすめを育てており、8月中旬までに収穫する。

コメの売り上げは全体の2割程度だが、同社社長の鈴木弥(わたる)氏は「利益率はコメがいちばん高い」と言う。「コメは人手がかからない。田植え、稲刈りは4人で10ヘクタールを3日程度で終える」。コメは余分な肥料を吸収するため、レタスを栽培する際の肥料過多を防ぐ役割もある。水を張ることで農地の消毒もでき、コメを含む三毛作は栽培上も理にかなっている。

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