東洋経済オンラインとは
ビジネス #「飲食業」コロナを越えた人たちのいま

新大塚の「異色」居酒屋に見えたピンチの凌ぎ方 もともとラーメン店、承継後に業態変え売り上げ増

6分で読める
2/3 PAGES
3/3 PAGES
あき山の店内(筆者撮影)

店じまいをした店舗からは厨房機器からテーブルや椅子、食器にいたるまであらゆる資産を買い取っている。「あき山」2階の事務所には、大量に買い取った資産が雑然と積み上げられていた。少しでも店舗経営者のお手伝いができればという思いで、撤退されたお店の資産を少しでも国内で流通させるとともに、一部はフィリピンやカンボジアなど海外に販路を求める予定だという。

辞めようとした店も本音は辞めたくないことも

「今後のコロナ禍で街が変わっていっちゃうことは止められないと思います。だから、終わりを自分で決められた経営者のお手伝いができればと思っているんです。でも、相談に来られた方に『いつ頃辞めるのを想定してますか?』と聞くと『10年後くらいだね』と言うんです。辞める気ないでしょって(笑)

やっぱり辞めたいと言いながら辞めたくないのが本音だと思うので、この激動の中、どう変化に対応しお店を続けるかという選択肢も一緒に考えています」

画像をクリックすると連載一覧ページにジャンプします

今後は経営困難になった店舗の業態を変えて売り上げアップをしつつ、店じまいを手伝い、経営環境の変化に合わせて海外進出などの手段を提案していきたいと腰原氏。もともとショップデザインは「オーナーが高齢であったり、病気や家庭のご事情、後継者不在で継続できなくなった飲食店」を引き受けてきたのが柱だった。

中小企業経営者の後継者不足は日本の大きな課題。コロナ禍という特殊な状況も相まって、社会にますます必要とされるビジネスになってきているという印象を受けた。

本連載では厳しい行動制限を課されたコロナ禍において飲食店を経営され、現在も運営を続けている経営者の体験談を募集しております。取材の申し込みは以下(https://form.toyokeizai.net/enquete/tko2206c/)よりお願いいたします。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象