「ピケティ」は人口減少の日本で成り立つのか 年5%の「不労所得」はそう簡単じゃない

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さて、ようやく今年初めてのG1レースが到来である。春のダート王を争うフェブラリーステークスだ。

昨年の覇者であるコパノリッキーが一番人気。好敵手、ホッコータルマエが早々とドバイ遠征を決め、人気になりそうだったエアハリファも出走回避となれば無理もないところ。

だが、筆者の本能は「コパは信じちゃダメ」と叫んでいる。去年は16番人気でこのレースを制し、その後も好調さを持続しているが、あのヴァーミリアンやカネヒキリさえ連覇はしていない。風水の力で勝てるほど、このレースは甘くはないのである。

狙いはカゼノコ、ギャンブラーとして「rの極大化」目指す

先週の京都記念も、ハープスターとキズナの二強がコケたばかり。昨年秋、重賞未勝利馬がG1を連勝した流れはまだ続いていて、今週末もまた荒れるんじゃないだろうか。

そうだとすると、狙いは上がり目の4~5歳馬。まずはカゼノコ。アグネスデジタルとの親子制覇、という夢がそそられる。次にベストウォーリア。ダートG1の当レースは地方競馬出身騎手が得意とするところで、そろそろ戸崎騎手が来ても不思議はない。さらに牝馬では、C・デムーロ騎乗のサンビスタが気になる存在だ。

当日は、これらの中からパドックの雰囲気などを見て1頭に絞り込み、後は馬連で総流しとしよう。われながら何とヤクザな買い方。でも、なんだか万馬券が取れてしまうような予感がするぞ。

日々の仕事ではgを追うサラリーマンも、週末にはギャンブラーとしてrの極大化を目指すことができる。ああ、世の中に競馬があってよかったなあ。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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