「子どもの癇癪をなんとかしたい」というような相談は、私のクリニックでもよく聞かれますが、まずは思い返してみてください。
あなたのお子さんにとっての「思いどおりにならない場面」とは、どのような場面だったのでしょう。
子どもの癇癪はたいてい「ゆっくり話して!」のサイン
例えば、あなたがお子さんに対してなにか小言を言ったのか。お子さんのしたがっていたことを「ダメ!」と禁止したか。あるいは、お子さんがなにかに取り組んでいて、それがうまくいかなかったか。もしくは単純に、お子さんのわがままだったのか……。
実は多くの場合の子どもの癇癪は、「状況をうまく理解できないイライラ」が爆発して、起きています。
その中でもとくに多いのは、誰かから言われたことがスムーズに理解できず、癇癪を起こしているケース。子どもの脳は、耳から入ってきた情報を処理し、理解するのが苦手なのです。
目の前の人がなにを話しているのか理解できていれば、たいていの癇癪は起きていないはずです。


















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