「オンライン」が脳に与える知られざるダメージ 情報伝達はできても「感情の共感」は難しい

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東北大学の川島隆太教授は、オンラインは「脳の発達不全」「集中力低下」「学力低下」など脳へのダメージを招くと警鐘を鳴らしています(写真:C-geo/PIXTA)
新型コロナウイルスの蔓延により、リモートでの会議や授業が行われるようになり、大人も子どももオンラインを使用したコミュニケーションの機会が多くなりました。
東北大学の川島隆太教授は、独自の実験結果をもとに、オンラインは「脳の発達不全」「集中力低下」「学力低下」など脳へのダメージを招くと警鐘を鳴らしています。オンラインに潜む危険を、川島教授の著書『オンライン脳 東北大学の緊急実験からわかった危険な大問題』から一部抜粋・再編集して解説します。

オンラインの何が危険なのか?

コロナ禍で、オンラインでのコミュニケーションが一気に普及しました。多くの企業で、オンラインによるリモート業務は日常的になり、教育現場でもタブレットを使った授業が行われるようになりました。

オンラインのコミュニケーションにより、ビジネスにもさまざまな問題が指摘され始めていますが、今回は主に教育現場での問題に着目して、オンラインが危険な理由を紐解きます。

私は、「スマホ・タブレット・パソコンなどのデジタル機器を、オンラインで長時間使いすぎることによって、脳にダメージが蓄積され、脳本来のパフォーマンスを発揮できなくなった状態」を「オンライン脳」と呼んでいます。

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