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「日産リーフ」より「テスラ」がEVの主役になった訳 イノベーションなんて誰も使いたがらない理由

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  • 内田 和成 東京女子大学特別客員教授、早稲田大学名誉教授
  • 牧 兼充 早稲田大学ビジネススクール准教授
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内田:人間にはすごくバイアスがあります。牧さんとの違いは、「だから、なるたけ排除したほうがよい」ではなく、私は「排除できないのだから、自分の考え方や意思決定の分析は偏っていることを知ったうえで行動しなさい」と考えるところ。そこはサイエンティストとビジネスマンの違いですかね。

私自身はというと、バイアスだけで生きています(笑)。科学的、論理的思考よりも、好き嫌い、楽しい、ワクワクするかしないか。理屈で他人を説得するよりも、俺はこんなに面白いことを考えているので、この指とまれで、ついてきてくれた人と一緒にやる。そのほうが楽だし、楽しいですから。 

:私の本でも、スターサイエンティスト(卓越した研究業績を残す少数の科学者)の研究を紹介していますが、個別に見ていくと、ロジックではないところの面白さでチームメンバーを集めて、いいパフォーマンスを出しています。結局、サイエンスでも、そこは同じかもしれません。

Zoomの成長、サイエンティストの死が示すもの

内田:その研究で面白かったのが、ほかの条件が同じで、スターサイエンティストがいる場合といない場合で、結果の違いを見なくてはならないけれど、それは普通には存在しない。だから、心臓発作や交通事故で突然死したスターサイエンティストだけを対照群に集めて分析していたところです。

ビジネスでも、そういう条件を整えるのがなかなか難しいですよね。たとえば、Zoomはコロナが起きたおかげで成長したと、かなりの確度で証明できます。これはコロナが徐々に起きた話ではなく、突然起きたから、前後を比較しやすいのです。

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