「紙袋」があればOK!「身近な物」で絵が上達4秘訣 夏休み、親子で「アート」に挑戦してみよう!

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「設計図」が完成したら、それをもとに形を整えていきます。この2つめのステップで、「紙袋の形」が劇的に変化するのです!

【秘訣③】「余分な線」を消して形を整える

「片耳のロボット」のような「設計図」をもとに、線をつなげたり、「余分な線」を消したりして、「一体感のある形」に整えていきます

まずは「小さな逆三角形」の上下をそれぞれ線でつなぎます。次に、「設計図」で描いた直方体の余分な線を消していきます。さらに、紙袋の形が奥(左側)へ向かって「先細り」になるように形を整えると、遠近感を出し、実物と形を合わせることができました

遠近感を出すために2本の点線を引いた図。このあと上下の三角形を消し、点線を実線にすると、紙袋らしい形に整う(出所:『誰でも30分で絵が描けるようになる本』)

「描いては消す」のが基本テクニック

いかがですか? 単純な図形で表現した「設計図」が、紙袋らしい形へ、劇的に形が変化するのは、本当にワクワクする瞬間だと私は思います。

私の「30分方式」では、「消す」ことが基本のテクニックです。図形をすばやく描くだけでなく、すばやく消して、すばやく描き直すことが求められます。力みすぎず、軽いタッチで描くことを意識しましょう

線を消したり整えたりすることで、絵はイキイキとしてきます。最初の一筆から、描きたい場所に線が引ける人はいません。なので、描いては消すことを大いに楽しんで、コツをつかんでいってください

次ページ最後に「芸術的に仕上げる」コツは?
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