こんなに大変!ペット介護の知られざる現実 仕事との両立をどうするか?

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介護の末にペットが亡くなると、飼い主がペットロスに陥る状況も少なくないと、前述の山口さんは感じている。

「全力を注いで世話をするペットがいなくなり、空虚な気持ちになるのかもしれません。2匹目を早めに迎えたケースでは、ペットロスになりにくい」

実際に、向井さん夫妻も、1年前にニコの弟分となる2匹目の犬サンサクを飼い始めた。「ニコの介護にばかり意識がいってしまうとき、『ボクもかまってよ』とアピールされると、気持ちがなごみます。ライバル心の強いニコは、サンサクが元気に走り回っていると、『私だってまだまだ走れるんだから』とばかりに追いかけたりして。2匹目の存在はリハビリにも一役買っているかも」

介護に疲れた飼い主の心を癒やしてくれるのもまた、ペットの力であるのかもしれない。

【働きながらペットの介護を成功させる5カ条】
●将来介護が必要になるケースがあると、覚悟して飼い始める
●ペットシッターや一時預かりサービスも利用
●会社にいても、スカイプの映像で容体を確認できる
●職場から近い場所への転居や転職も要検討
●介護できなくなった場合は、終生預かりをしてもらえる施設へ

(ライター:臼井京音)

※AERA 2015年2月23日号
 

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