仕事が順調な30代が悩む「プライベート」の作り方 「ライフとワーク」どちらを優先すべきなのか

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要は今まで以上のパフォーマンスを上げようと思ったら、自分個人を中心とした個人芸から周りを巻き込んだ団体戦に移行せざるをえない、ということです。

そしてその場合は、SMさんのご実績からすると当然のことですがリーダーとして、ヒトを引っ張る、という立場でしょうから人間としての魅力、すなわち人間力がより重要になってくるのです。

であるからこそ、仕事以外のご自身の時間と経験をより重要視し、そこで磨かれた感性や経験を仕事にフィードバックしてよりよい仕事をこなす、というよい循環を築きあげるべきなのです。

拙著『非学歴エリート』(飛鳥新社)などを読んでいただいた、ということですのでおわかりかと思いますが、私自身も35歳までは仕事と関連する勉強のみに注力し、それらの邪魔になる時間や活動はほぼすべて排除してきたという感じでした。

仕事以外の人間付き合いはほぼせず、仕事に関係のない本は読まず、睡眠時間は極限まで削り、そして余計なことを考える時間を排除するべく、曜日によって着る服は初めから決め、食べる物も曜日によって決める(平日ランチは毎日同じ店の同じメニュー、など)といった感じで仕事に邁進し、文字通り血を吐いて倒れながらも、仕事に注力して来たのは今までの拙著でさんざん述べた通りです。

そのようにして仕事において後悔しないために、誰よりも多くの時間とエネルギーを投入し、まずは職業人としてそれなりの名をあげ、自分なりの軸を形成することとしたのです。

まずは人生の柱の1つを確実に打ち立てた

言ってしまえば、いつまでも中途半端でいたくない、という気持ちのもと、少なくとも仕事においては自分が「何者であるか」を早いうちに打ち立て、その後に人生における柱の1つ(ワークの部分)をまずは確実に打ち立てることとした、ということです。

そしてそれ以降は、先ほど述べたとおり、人生をより豊かなものとするために、そしてもちろんより大きな仕事のパフォーマンスを上げられるようにするべく、人間としての深みや幅を広げる活動にも着手し始めた、ということです。

それは趣味に費やす時間であったり、仕事とは関係のない人間関係の構築であったり、あえて何もしないことで考える時間を持つことであったりとさまざまです。そのようにして、最初は仕事オンリーでいびつであった人生のバランスが「最終的に」取れるように人生設計をした、ということです。

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