経費精算や申請書類の記入など、単純な事務仕事はめんどくさいですよね。このようなときには、「この入力した情報を知っているのは自分だけ。会社の秘密を握っているスパイ気分」「将来自分で会社をつくるときの申請の練習」「この入力で社員を育てている」という感じで、その作業が何に結び付いているのかを設定してみましょう。
この設定は自由です。例えば、そんな目標がなくても「起業のための準備」と設定してOK。大事なのは、「そういう設定にしておく」ということです。
ゲーミフィケーションが役立つ
自分の作業が、何かにつながった様子をイメージ化できれば、腹側迷走神経系の働きが高まり、ハイパフォーマンスな状態になります。経理の作業や役所への申請は、その作業が何につながるのかが目に見えてわかるわけではありません。
そのような作業を前にしたときには、ゲームの要素を盛り込むゲーミフィケーションが役立ちます。アイドルをプロデュースしたり、街をつくったりするといった、現実ではなかなかできないことを体験するシミュレーションゲーム。設定が緻密になればなるほどゲームがおもしろくなるのは、自分の作業と社会のつながりを疑似体験できるからです。
現実世界では、ゲームのように設定をしてくれているわけではないので、自分で「設定」をつくらなければなりません。ただ、ゲームよりもリアルな登場人物や組織があるわけなので、ゲームをするだけでなく、ゲームをつくる楽しみも味わえます。
入力作業のように、定期的に起こる作業は、ゲームの中でもメインのテーマではなく、「トラブルを回避する」「目的を遂行するための準備をしておく」という作業に該当します。シミュレーションゲームを進行するには、トラブル回避の作業は必須ですよね。
●キーワード ゲーミフィケーション
雑音の中でも集中して作業をしたいときには、脳の情報マスキング能力を高めましょう。マスキング能力は、作業姿勢を整えると高まります。
パソコンやスマホを前にしたら、まずその姿勢からまっすぐ前を見ましょう。両耳を貫くように横軸があるつもりで、頭だけを少し下げて画面を見ましょう。次に両足の裏を地面につけましょう。そして、お尻をぐっとしめて骨盤を固定しましょう。
この姿勢で作業すると、話を聞き流せたり、無駄な仕事に注意が奪われるのを防げたりします。
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