「第二次性徴並み」中年の大変化をどう受け入れる 「鏡の前が苦痛」35歳漫画家が美女を目指した先
一人で考えている時は『美女にならなきゃ』と自分を責めていたけど、実際に美女に対面したら自分とあまりにも違うから『どうしてこうなれると思っていたんだろ?』とおかしくなってしまいました。美女と違うからといって自分がダメなわけじゃないし、自分を責めなくてもいいんだなと思うようになりましたね」
「ルッキズム」について考えるのは息苦しいけど大切
外見に悩みを抱える人は、美容広告によって「美の基準」を押し付けられるように感じたり、容姿をいじって笑いにするテレビ番組が辛いと感じることがある。最近はそういったルッキズム(外見至上主義)を批判する動きが出てきたが、田房さんはどう感じているのだろうか?
「昔からテレビの容姿いじり、特に薄毛の男性に対する扱いが『本当に酷いな』と感じていたので、『そういうのはダメだよ』という考え方が出てきたのはすごくいいことだと思います。そういう意味で、少し前までバラエティ番組を見られない時期があったんですけど、今は見やすくなってテレビが断然面白くなったと思っています。
新しい考え方なので、『ルッキズム的な発言をする側』として、自分が取り締まられるような息苦しさを覚える人も当然いると思います。そういう息苦しさも含めて皆で調節しながら『それはダメじゃない?』『そこはいいんじゃないかな』と考えることをやっていかなければいけないと思います」
田房さん自身は、「一般的な美の基準」とどう折り合いをつけ、年齢によって変化する外見を受け入れられるようになったのだろうか?
「美しさは人間が本能的に感じるものなので、そこは嘘をつけないと思います。それを無視して『全員美しいですよ』とは言えません。やっぱりガッキーは美しいし、広瀬すずちゃんはかわいい。
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