勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう! 「勉強しなさい!」の連呼よりはるかに効果的

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この手帳の目的は、毎日歯を磨くことが当たり前であるように、勉強も“習慣化”させて当たり前にさせることにあります。ですから、日々の予定をこなせば、それが、即、ポイントにつながるということであれば、モチベーションは高まるのです。そして習慣化された勉強は、必ず結果を生み出していきます。

幼稚園で毎日もらったシールと同じ

ポイント化については、ポイントのために勉強するようになっては困るという懸念を持つ方もいるかもしれませんが、私が知るかぎり、これまでそれによるデメリットがあったとは報告されていません。

幼稚園では登園するたびに、シールが1枚もらえて張っていきますよね。初めはシールをもらうために幼稚園にいく子がいるかもしれませんが、毎日通園しているうちに、習慣化され、シールのための通園ではなくなっていきます。これと同じことなのでしょう。

この私が考案した「子ども手帳」の使い方ですが、これまで多くの方に簡単な運用冊子をお渡しし、実行していただいた結果、即日効果があったとの報告を多数受けました。それもあり、今回ご紹介しようと思いました。

ひとりでも多くの子どもが、勉強に前向きに取り組むようになり、また保護者の皆様の笑顔が子どもに向けられるようになってほしいと願っています。そのひとつの手段として、この「子ども手帳」を使ってみてはどうでしょうか。お子さんの心を高め、毎日の勉強の習慣化につながるはずです。

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4000人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、Mama Cafe、執筆、講演を精力的に行う。国際経営学修士(MBA)、教育学修士。著書に『子ども手帳』『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』ほか多数。

講演、執筆相談はこちらから。

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