3万円で買える高機能モチモチ「圧力IH炊飯器」3選 どんな米も一定水準まで「うまみ」を引き出せる

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コンパクトでもちもちに炊ける圧力IH炊飯器を紹介します。左から東芝「炎匠炊き」(RC-6PXR)、象印「極め炊き」(NP-RN05)、アイリスオーヤマ「KRC-PD30」。デザインのトレンドはモノトーンでシンプル。家電は流行があるので、デザインは似る傾向に(筆者撮影)
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小麦が高騰し、その代わりとして注目されている「米」。日本人にとってなじみのあるごはんを、見直してはいかがだろうか。

お米は炊飯器によって炊き上がりが大きく変わる。現在販売されている炊飯器は主にマイコン、IH、圧力IHの3方式に分かれており、価格はマイコン式がいちばん安いが、お米の粘りや甘みを引き出すのはIHや圧力IHのほうが得意だ。

マイコン式は、釜の底に搭載したヒーターで加熱してお米を炊く、シンプルな炊飯器だ。比較的やわらかめに炊けることが多く、底で加熱するため量が多いとムラがおきやすい。少量であればふっくら炊くことも可能だ。

3.5合までのコンパクトな圧力IHを紹介

IHは電磁誘導加熱を使って米を炊くので、釜そのものが発熱する。そのため、全体に熱を伝えやすく、高い火力で一気に加熱できるため、全体にムラが少ない。

IHの中でも圧力をかけるタイプもある。圧力をかけることで内部が100℃以上となるので、より高温で炊くことができる。高級モデルには圧力IHが多く、10万円を超える炊飯器も最近は売り上げを伸ばしている。

今回は、比較的安く買えるエントリーモデルの圧力IHを取り上げる。一昔前までは圧力IHの炊飯器は5万円以上するものも多かったが、今回ご紹介するのは3万円前後。価格は抑えめでも、圧力IHで炊いたごはん特有の甘さや粘りを味わえるものばかりだ。洗米の手間がかからない無洗米をあえて使用し、2合で炊いてみた。

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