「褒め方」で差が出る自分を受容できる子の育て方 「いい点数ですごい」という褒め方は何がダメか
自分の意見を持てるようになるには、「自分の考えは人と違ってもいいし、同じでもいい」「人は人、自分は自分」と心から思えるようになる必要があります。
ただ、私たち大人は「周りに迷惑をかけないように」や、「足並みをそろえて」という教育を受けているので、それがなかなか難しい。
周りを見て、みんなと違わないように、とするクセがしみついているのです。
子どもの選択に興味を持って理由を聞いてみる
もし、お子さんにそのような傾向があるな、心配だなと思うのなら、そこから抜け出すために、何かを選ぶときなどに、
「自分が好きなほうを選んでいいんだよ」
「それが人と違ってもいいんだよ」
などと、日頃から親が言ってあげることが大事です。
人の目ばかり気にしていると、自分がいいと思っていることまで否定しなければいけなくなります。ありのままの自分を認められるよう、粘り強く「あなたはどう思う?」と声をかけてあげてください。
質問の対象は日常の中にあふれています。
「このおかず、初めてつくってみたんだけどどう思う?」など、他愛のないことでかまいません。忙しい日常の中ではなかなか難しいところがあるかもしれませんが、たまには立ちどまってじっくり聞いてみてください。
そして、「今こっちがいいって言ったけど、どうしてそう思ったの?」「どんなところがいいの?」と興味を持って聞くようにしましょう。
「どうしてそう思ったの?」などと掘り下げていくと、その子の考え方の傾向など、気づいているようで気づけていなかった「その子らしさ」が見えてくるはずです。
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