社労士試験では年金の繰り上げ・下げに注意 あなたにも出来る!社労士合格体験記(第83回)

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「雨は降りません」

39歳で結婚したときも学食にたいへんお世話になりました。母校の小さな教会(シーベリーチャペル)で式を挙げたのですが、その後のパーティのケータリングを学食に頼んだからです。ふたりでウェディングケーキの入刀というのはよくありますが、ふたりで酒樽を割りたいと特注するなど、かなり無理も聞いてもらいましたが、打ち合わせのときの担当の井上さんの一言に本当に助けられました。

教会のキャパシティはせいぜい100人程度なのに、参加者が300人を超えそうだったのです。そのため式後のパーティは外の芝生スペース(キャンパス)にはみ出して行うしかない状態でした。でも当日、もし雨が降ったらどうしようもありません。

われわれ夫婦が不安げに「もし雨が降ったらどうすればいいのでしょうか?」と尋ねると、井上さんは「雨は降りません」と自信を持って答えたのです。単純なわれわれは「そうか。雨は降らないのか」とすっかり安心しました。そして井上さんの言葉どおり、当日は晴天に恵まれ、すばらしい式とパーティを催すことができました。

後日、お礼に行ったときに井上さんに「どうしてあの時、雨が降らないとわかったのですか?」と聞くと、「そんなことはわからなかったけれど、そう答えるしかなかったでしょう」と笑って答えてくれました。思わずわれわれも笑ってしまいました。どうなるかはわからない。それでも楽天的に考えることの大切さとありがたさを実感させられました。

学食最後の週末に妻とお礼も兼ねて出かけて行くと、井上さんもいらっしゃって胸がジーンとしてきました。さよなら学食。30年以上にわたりお世話になり、ありがとうございました。

学生や専業主婦が強制被保険者でなかった時代

ところで私が大学生だった頃は、20歳になっても国民年金に加入する義務はありませんでした。学生が強制被保険者になるのは平成3年(1991年)4月1日からです。それまでは20歳になれば任意加入できましたが、任意加入していた人はほとんどいませんでした。

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