双子パンダ1歳「個性も発揮」ぐんっと成長の記録 小池百合子知事の鑑賞時は母子3頭が「爆睡」

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「祝う会」で小池知事は、食べ物の詰め合わせを双子にプレゼントした。中身は、リンゴ、竹、人工乳の「パンダミルク-10」(参照:『世界初パンダ専用ミルク「日本」で開発の深い事情』)だ。

双子の姉のシャンシャン(香香)は、1歳の誕生日にハンモックをプレゼントされた。古い消防ホースを飼育係が編んだ手作りだ。

双子には、ハンモックのような遊具はないのだろうか。6月20日の会見で尋ねた。

「今回のプレゼントは式典でお渡しできるものということでセッティングしています。誕生日などにかかわらず、必要になったら、そういう遊具を置いてあげるということです。誕生日だから特別なものではなく、普段通りの飼育をしながら、その中で必要なものをどんどん与えていくのが、動物園としての飼育の方法なのかなと思っています」(上野動物園の大橋直哉教育普及課長)とのことだ。

もしハンモックを設置するとなれば、双子なので2つなのか、それとも1つにして、譲り合って使うのか。あるいは取り合いになるだろうかと想像が膨らむ。

双子は基本的に母乳と人工乳だけでここまで育った。前述の「祝う会」のプレゼントのうち、人工乳は毎日与えているが、それ以外は、実際はまだ十分に食べることができない。

リンゴは5月に初めて食べたが、この時は、飼育係が双子の口元にリンゴのかけらを近づけたら、パクッと食べただけ。リンゴを置きっぱなしで与えるかは、もう少し様子を見て判断する方針だ。

竹はくわえているが、6月20日時点では食べていない。パンダの腸の長さは肉食動物と変わらないため、食べたものをあまり消化できず、ほぼそのまま糞として出す。もし竹を食べたら、竹の切れはしが糞の中に出てくるはずで、それはまだ確認されていない。双子は今のところ、ミルクを飲んだ時に出る「ミルク便」を出している。

体重は生まれた時の200倍近く

2021年6月23日、1頭目は午前1時3分、2頭目は午前2時32分に誕生した。シンシンが2頭目の出産直後、2頭一緒に抱いたので、シャオシャオとレイレイのどちらが先に生まれたのかは、今も分からない。

シンシンは6月23日に子どもをくわえようとして、うまくいかず、1頭を床に置いた。そのすきに職員が拾い上げて、保育器に移した子どもは、後に雄と判明。シャオシャオと名付けられた。シンシンが出産後、ずっと抱いていた子どもは雌だったので、レイレイだ。シャオシャオは誕生当日に体重をはかることができて124g。レイレイは6月24日に計測して146gだった。

体重は、双子をそれぞれバケツに入れて計測したこともあったが、成長した現在は、じっとしている時に衣装ケースに入れてはかっている。双子の6月19日の体重は27.35kgで、偶然ピッタリ同じだった。誕生時のおよそ200倍だ。

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