双子パンダ1歳「個性も発揮」ぐんっと成長の記録 小池百合子知事の鑑賞時は母子3頭が「爆睡」
東京・上野動物園で初めて双子のジャイアントパンダが生まれてから、昨日で1年。これまで2頭とも病気をせず、元気に育っている。
誕生日当日の6月23日、筆者は観覧抽選に当選していたので、午後2時過ぎに訪れた。室内では、左側にある低い木の上で雌のレイレイ(蕾蕾)がお尻をこちらに向けてすやすや。母のシンシン(真真)は右側の床の上で壁を向いて寝ていた。外に出ると、雄のシャオシャオ(暁暁)が木の上にいる。意外と細い枝の上に体を乗せて、鼻と右の前足を他の枝と枝のすき間から出すという器用な体勢だ。寝ているようだが、ほんの少し動いていた。
この3日前の6月20日は、シャオシャオが室内の木にもたれかかっていた。レイレイはシャオシャオに近づくも、相手をしてもらえないと悟ったのか、そそくさと退散して、シンシンのそばへ。シンシンは竹を食べるのに夢中だ。レイレイも真似をしてか、まだ食べられないのに細い竹を1本くわえて、シャオシャオと反対側にある木に登り、ほどなく眠りに落ちた。
小池知事も顔をほころばせパンダ鑑賞
この日、6月20日は、休園日を利用して、園内で「シャオシャオ・レイレイの1歳を祝う会」が開催された。式典が終わり、東京都の小池百合子知事が母子3頭を観覧した際は、全員がお昼寝中。知事は「爆睡中ですね」と声を漏らした。
直後の会見で、小池知事は「コロナ禍で皆さん、パンダに会えないという思いを抱いていらしたと思います。動物園にも、なかなか来られないという状況が続きました」と、長期に及んだ臨時休園に言及。
そして、「(シンシンと双子の)パンダについては抽選制が続きますけれども、少しでも上野動物園で楽しんでいただければ、そしてパンダの成長を見守っていただければと思います」と顔をほころばせた。
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