まさかの時の「損失限定法」を教えよう 2月相場も「シートベルト着用サイン」?

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いきなり民事再生法適用を申請したスカイマーク。個人投資家が「まさかの時」に損失を限定する方法はあるのだろうか(写真:尾形文繁)
日経平均株価は1万7000円こそキープしているものの、投資家が期待する1万8000円までは遠い状態。難しい相場の中で、カリスマ投資家の内田衛氏はどんな投資をしていたのか。ルネサンスやコロワイドで着実に利益確定をしつつ、上昇銘柄を見つけると、すかさず信用売りへ。やはり、全体の相場も重要だが、勝者は個別銘柄をしっかりウォッチしているようだ。

 

【1月19日(月)】先週末のNYダウは、190ドル高の1万7511ドルと6日ぶりに反発した。不適切な会計処理で特設注意市場銘柄に指定されているリソー教育(4714)を248円で5000株、246円で5000株、2014年5月以来8カ月ぶりに買い増す。

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外食大手のすかいらーく(3197、スカイマークではない)が、72円高の1321円と上場来高値を更新した。このところの円安で輸入食材が高騰し、コスト高で業績悪化を心配していたが、2015年12月期は連結純利益が過去最高益水準の140億円程度と前期推定比48%増えそうだとの日経新聞の報道に反応した。日経平均株価は、150円高の1万7014円と反発。

【1月20日(火)】NY市場は、休場。しかし、日経平均は352円高の1万7366円と大幅続伸。

インバウンド銘柄が来てるな~

【1月21日(水)】日銀金融政策決定会合。9時7分、すかいらーくを1320円で100株売り、1万0596円の利益を確定。買いは、2014年10月2日公募価格1200円で。

売った理由は、12月本決算の配当(1株13.52円予定)と優待(2000円のお食事券)の権利を取り、丁度1割値上がりしたから。同10月24日には、999円の年初来安値を付けたが、ここは買い増しだったな。買値から200円下がった1000円でナンピン買いを検討していたが、1000円を付けたのはこの時一瞬だけだった。すかいらーく終値38円高の1325円。

優待保有目的銘柄のファンケル(4921)が76円高の1868円と、大幅高で年初来高値更新。また、椿山荘、ワシントンホテルの藤田観光(9722)も26円高(+6.82%で値上がり率第10位)の407円と2014年1月6日に付けた401円の高値をほぼ1年ぶりに上回り年初来高値更新。円安、免税対象商品拡大、ビザ緩和(タイ、ベトナムなど)、格安航空会社(LCC)の就航拡大もあって、訪日外国人観光客急増でインバウンド関連株が買われているようだ。日経平均は、85円安の1万7280円と反落。

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