さすが、カリスマ投資家――。2014年に続き、今年も年初から荒れると予想した内田衛氏だったが、予想は的中。NYダウも日経平均も乱高下、さらにスイスフランは一瞬にして急騰するなど、相場は「ジェットコースター」のよう。それでも、この間内田氏はしっかり利益を出していたようだ。いったいどんな投資をして、利益を出したのか。「株日記」で振り返ってみよう。
年初から、嫌な予感が的中した
【1月5日(月)】大発会。10時59分、ついにNISA口座で買っていた神戸製鋼所(5406)を210円で7000株売り、50万4000円の利益確定。買いは、2014年3月12日に138円(公募価格と同じ)で。それに3月には、期末配当4円×7000株=2万8000円と9月には中間配当2円×7000株=1万4000円が非課税に。
配当も含めると約10カ月の投資期間で56.5%のプラスとなった。売った理由は、今年も昨年と同じように、日経平均株価は年初から下げると予想したことと、新年に入って新規のNISA口座枠100万円が増えたから。昨年NISA口座枠が120万円に増えるといった報道があったが、来年(2016年)からだそうだ。神戸製鋼所の終値は、1円高の210円。12時42分には12月29日に付けた213円の年初来高値と並んだ。
【1月6日(火)】午前3時、日経225先物は、310円安の1万7070円。NYダウ終値は、331ドル安の1万7501ドルと大幅安。NY原油は、5年半ぶりに50ドル割れ。9時43分、日経平均は1万7000円割れ。日経平均終値は、525円安の1万6883円と暴落、4日続落。嫌な予感が的中。止まらない原油安、ギリシャのユーロ離脱懸念などが原因か?
【1月7日(水)】午前3時、日経225先物は、200円安の1万6700円。午前2時9分には、350円安の1万6550円まで下げた。NYダウは、130ドル安の1万7371ドルと続落。WTI原油先物は、47.98ドル。こんな中でも、優待銘柄のコロワイド(7616)は60円高の1760円、コロワイド子会社のアトム(7412)は、41円高の865円と親子で年初来高値更新、人気優待銘柄強し。日経平均は、2円高の1万6885円と5営業日ぶり小反発。TOPIXは5日続落。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら