【1月8日（木）】NYダウは、212ドル高の1万7584ドルと反発。堅調な雇用や原油相場の回復を好感した。また、欧州株式市場の上昇、物価下落で欧州中銀（ECB）の量的緩和観測強まる。
9時、優待目的保有のニチイ学館（9792）を1025円で600株売り、16万6581円の利益確定。売った理由は、送られて来た第43期中間報告書によると医療関連部門と介護ヘルスケア部門は伸びているが、教育部門が資格取得ニーズの低迷で減収減益となっているから。しかし、株価は上昇しており、これは11月12日に発表された自己株買いによるもので、自己株買い終了の発表で下げるのではないかという判断から。
ついに原油安でシェールガス関連企業が破たんした！
【1月9日（金）】NYダウは、323ドル高の1万7907ドルと大幅続伸。日経平均は、9時3分に175円高まであったが、大引けでは30円高の1万7197円と上げ幅縮小。3連休前の手仕舞い売りか？12月米雇用者数は25.2万人増、失業率5.6％に低下、しかし平均時給は減少。原油安で米シェールガス関連企業が経営破綻と報道。シェールガスの採掘コストは、1バレル（約160リットル）60ドルから70ドルと言われており、50ドル割れが続くと採算割れし破綻しかねない。
【1月10日（土）】午前3時、日経225先物は、270円安の1万6940円と大幅安。NYダウは、170ドル安の1万7737ドル。JXホールディングス（5020）は、経常赤字1000億円、今期原油価格急落で、従来より2800億円の悪化と報道。在庫評価損3500億円（1バレル55ドル）。元売り各社は70日分の在庫備蓄が義務付けられているそうだ。JXホールディングスの売上高は今期11兆7200億円予想で、コスモ石油の売上げ（3兆4650億円）からすると、コスモ石油の在庫評価損は、1050億円位はあるかも。
保有していたコスモ石油を、出光が昭和シェル石油を買収するとの報道で、再編期待で石油株が軒並み買われた昨年12月22日に全部売っている。この半年余りの短期間に原油価格が100ドルから50ドルと半値になってしまい、各石油会社もいろいろと努力をしているが、悲しいことに企業の経営努力ではどうにもならない。原油、OPECの減産なく在庫増へ。
【1月13日（火）】NYダウは、96ドル安の1万7640ドルと続落。日経平均は、110円安の1万7087円。WTI原油先物は、45.78ドルと下げ止まらず、5年9カ月ぶり水準。「逆オイルショック」状態。原油高の時は中国やインドなど人口の多い国の人が車に乗り始め、原油の消費は減らず、もう下がることはないのでは？とも思ったが、こんなことになるなんて。
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