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妻の出産を控え、内装の現場で働く荒子は腰や首元の痛みを感じ総合診療科を受診する──
物語の中で見た「なんでも治せる医者」になんかなれない──。3年目の女性医師の滝野は、細分化された専門領域で、それぞれの専門を極めることを是とする医者のシステムの中で、理想と現実のギャップに悩んでいた。そんな中、滝野の前に総合診療医の徳重晃が現れる。
総合診療科は、内科、小児科、産婦人科など18に細分化された専門分野に新たに加えられた、“19番目の専門分野”として位置づけられている。特定の臓器や疾患に限定することなく初期診療にあたり、必要に応じてほかの専門的な医師や機関につなぐ「各科へのゲートキーパー」のような存在だ。
臓器ではなく患者という“人間そのもの”を診察する徳重との出会いで、滝野の考えに変化が起こる──。
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