「最期にビール飲みたい」願い叶えた看護師の想い 終末期患者に寄り添う彼が考える「幸せな最期」
「かなえるナース」の事業を手がける看護師の前田和哉さんに、「最期の日々を悔いなく生きるためのヒント」を伺った(写真:前田和哉さん提供)
病や障がいを抱えても願いをあきらめないために
医療技術の進歩によって、日本人の平均寿命は飛躍的に伸び、“病とともに”長生きする人が増えた。
だが、そうした病を抱えた人たちが、自由に自分の行きたい場所に行ったり、やりたいことが思う存分できるかというと、まだまだ難しいのが現状だ。
そこに課題を感じ、2018年に保険適用外の付き添い看護サービスを立ち上げたのが、看護師の前田和哉さん。病気や障がいによってこれまであきらめていた外出や日常の楽しみなど、専属のナースが付き添うことでかなえる、「かなえるナース」(株式会社ハレ)を創業した。


















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