「その不調、梅雨が原因かも」今からできる対策3つ ジメジメはうっとうしいだけでなく体にも悪い

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五苓散がよいのは、西洋薬の利尿剤と違って、水を排出するだけではないところです。

利尿剤は必要な水分まで排出してしまうことがあるのですが、五苓散ではそのようなことはありません。五苓散は体内の「水の偏在」を正してくれます。つまり、必要なところに水を行き渡らせ、余分なものは尿で排出してくれるのです。

そのため、服用後はのどの渇きがなくなり、水分をそれほど摂っていないのに尿量が増えます。余分な水が体外に排出された後は、体が軽く、スッキリします。

水毒を改善し体をスッキリさせるツボはこれ

最後に、水毒を改善するツボをご紹介します。

水はポタポタと下に落ちやすいことから、体では下半身に溜まりやすいといえます。ですから、足のツボを刺激するのが効果的です。なかでも、内側の膝下にある「陰陵泉(いんりょうせん)」は代表的な水毒のツボ。

骨に沿って下から指でなぞって、少しへこんだところにあります。むくみがある人はそこを軽く押しただけで飛び上がるほど痛がりますが、ここを刺激するとよいでしょう。

(イラスト:おおしま/PIXTA)

陰陵泉の反対側には「足三里(あしさんり)」がありますが、胃腸の調子が悪い場合は、両方のツボにお灸をするのもおすすめです。

平地 治美 薬剤師、鍼灸師。 和光鍼灸治療院・漢方薬局代表

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ひらぢ はるみ / Harumi Hiraji

東洋鍼灸専門学校非常勤講師、日本東洋医学会代議員。朝日カルチャーセンター、津田沼カルチャーセンターなどで漢方関連の講座を担当。明治薬科大学薬学部卒業後、漢方薬局勤務を経て、東洋鍼灸専門学校に入学。漢方治療の大家である寺師睦宗氏に漢方を、石原克己氏に鍼灸を、クリシュナU.K氏にアーユルヴェーダ医学を学ぶ。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る・動かす・食べるで健康になる』(日貿出版)など。You tube「平地治美・漢方チャンネル」も開設。ブログ「平地治美の漢方ブログ」。

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