50歳から「仕事が楽しい人」と「楽しくない人」の差 「年をとると、仕事がない」と思っていますか?

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「会社優先の生き方」ではなく、50代からは「自分優先の生き方」にシフトするための考え方を、3回にわたってお伝えしていきます(写真:kou/PIXTA)
50代に近づくと、「会社を辞めても、新しい仕事なんて見つからない」「もう誰も自分を雇ってくれない」と感じてしまう人は多いもの。それは真実だろうか。そもそも会社に雇われなければ、仕事はないのか。
「仕事がない」と感じるのは、「若者と同じ土俵で仕事を奪い合っているから」と作家の有川真由美氏は指摘する。同氏の新刊『50歳から花開く人、50歳で止まる人』から、「会社優先の生き方」ではなく、「自分優先の生き方」にシフトするための考え方を、3回にわたってお伝えする。今回は第1回。

「介護タクシー」を初めたところ、引っ張りだこに

先日、車いすの母を転院させるために、病院に介護タクシーをお願いしました。そこにやってきた70代の運転手の仕事ぶりがすばらしかった。母に「寒くありませんか」と洗濯したての毛布をかけてくれ、和ませる会話をしてくれる。車への移動も、高速道路の運転も、振動が少ないように丁寧に行い、車のなかも患者が快適に過ごせるよう、さまざまな工夫が施されているのです。

介護タクシーの車両は、自分で改造してつくったものだとか。

「さすがプロのお仕事ですね。ずっとこの仕事をされてきたんですか?」

と聞くと、「いえいえ、数年前に親の介護のために地元に帰ってきてからです。市立病院に送迎をしているうちに病院のスタッフとも話すようになり、ある日、事務長に『手伝ってくれませんか』と頼まれたんですよ」。

おそらく事務長はだれにでも声をかけているわけではなく、介助の様子や会話から「この人なら……」と思ったのでしょう。

「もともと普通自動車二種免許はもっていたんですが、それから介護職員初任者研修を受けました。いまでは、あちこちの病院から声がかかって、1日500キロ運転することもあるんですよ」

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