25年に共通テスト化「情報Ⅰ」を社会人は解けるか プログラミングより求められる問題解決の視点

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最後に、簡易ペルソナと調査結果から、ペルソナを満足させる情報は何かを具体的に考え、まとめます(要件定義を行う)。

(イラスト:「高校の情報Ⅰが1冊でしっかりわかる本」より)
●STEP4 問題を解決する

今回の要件定義は「ICTの活用に好意的な意見を持っている人が多い」「塾での掲示やSNSでの発信で進路情報を集める人が多い」等が挙げられました。そこで、ポスターのキャッチコピーを「ICT活用の最先端校で学ぼう」と変更したうえで、塾にポスターを掲示したりSNSで情報を発信したりすることで、ユーザーが本当に欲しい情報を的確に伝えられるようになります。

(イラスト:「高校の情報Ⅰが1冊でしっかりわかる本」より)

ここでは「情報デザイン」の一例をあげましたが、他にも「どんなパスワードがいいパスワードなのか?」「グラフは作り手の意図を考えたうえで読み取ろう」「文字、音、画像、動画のデータ化の仕組み」「楽なアルゴリズムとはどんなものか?」「ネットワーク上の鍵の仕組み」「データベースと表計算ソフトの違い」など、新高校生が学ぶ内容は多岐にわたります。

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