25年に共通テスト化「情報Ⅰ」を社会人は解けるか プログラミングより求められる問題解決の視点
「Ⅰ~Ⅳ」は、それぞれの項目の全参加チームのヒストグラムを決勝進出チームと予選敗退チームとで色分けしたものであり、「❶~❹」は決勝進出チームと予選敗退チームに分けて作成したヒストグラムです。「あ~か」は、それぞれの二つの項目の全参加チームと決勝進出チーム、予選敗退チームのそれぞれに限定した相関係数。またA~F は、それぞれの二つの項目の散布図を決勝進出チームと予選敗退チームをマークで区別して描いています。
例えば、図1のA は縦軸を「1試合当たりの得点」、横軸を「1試合当たりのショートパス本数」とした散布図であり、それに対応した相関係数は「あ」で表されています。
データ分析に慣れていないと戸惑う
続いて、この図や表から読み取れることを問う問題が出題されます。たとえば、次のような問題です。
いかがでしょうか? データの活用に関する問題、みなさんは解けましたか。この後、テストではさらに「回帰直線」や「分析シート」なども交えて、さらに深い分析のもとに出題が続きます。
近年は小学校の算数でもデータの活用について習うようになりましたが、大人の方々は学生時代に習っていない方のほうが多いはずですから、統計やデータ分析を専門的に勉強した方でなければ、答えられない方のほうが多いのではないでしょうか(正解は次ページ)。
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