子どもの「好奇心」伸ばす親とそうでない親の差 家事で忙しいのに話しかけられたらどうする?
親がやることは子どもの目に焼き付きますから、子どもは調べることを面倒だと思わなくなるでしょう。小学生以降の子どもが「親とほとんど口をきかない」という場合も、もしかしたら幼い頃の親の対応が原因かもしれません。
即答できない質問もあるかもしれませんが、日頃から「わからないことは何でも聞いてね」と声をかけておきましょう。即答できることはすぐに教えてあげて、わからないときにはお子さんと一緒に調べることを楽しんでください。
家事などで忙しいときについ言ってしまいがちなのが「ちょっと待って」。子どもに話しかけられたときにいつもこう言っていると、子どもは親に話しかけなくなります。家事を中断して、お子さんと向き合いましょう。
子どもから質問されて、すぐに答えが出てこないとき
〇:わからないから、一緒に調べようか
大人だからといって、なんでも知っているわけじゃないから、子どもの質問に答えられないこともあるでしょう。そんなときには、素直に「わからない」と言えることが大事です。知ったかぶりをしたがる親も多く、わからないときに「自分で調べたらいいでしょ!」と言って、わからないことを認めたがらない人もいるようですが、この態度はよくないですね。
私は、子どもに聞かれたことを答えられないときには、いつも「ママもわからないから、一緒に調べようか」と声をかけていました。小学館の図鑑NEOシリーズをそろえていましたから、子どもと一緒に図鑑で調べることが多かったですね。
「わからないことは調べる」ということを、子どもたちが幼い頃から実践していましたので、子どもたちも成長するにつれて、自分で書籍やネットで調べるようになりました。
幼い子どもたちと散歩したり、公園に遊びに行ったりするときには、必ず携帯用の植物図鑑を持参。子どもに「この花なあに?」と聞かれたら、一緒に図鑑で調べました。図鑑の花の写真と目の前の花が一致したときには、「これだ!」と言って、本当にうれしそうな表情を見せていましたね。知的好奇心が満たされたときの子どもは本当にいい顔をします。
わが家の子どもたちが幼いときには、まだスマホがありませんでしたが、今はスマホですぐに検索できます。子どもに質問されたら、「一緒に調べようか」とすぐに調べるといいですね。
子どもの質問に答えられないときには、「わからない」「知らない」と答えて、知ったかぶりをしないことが大事です。お子さんもわからないことを「わからない」と言える子どもに育つと思います。
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