子どもの「好奇心」伸ばす親とそうでない親の差 家事で忙しいのに話しかけられたらどうする?

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■家事で忙しいのに声をかけられたとき

×:忙しいのに、なんで声かけてくるの? ちょっと待って
〇:なになに?

子育て中は、家事よりも子どもを優先してほしいですね。家事の最中でも、子どもに声をかけられたら手を休めて、「なになに?」と笑顔で明るく応じましょう。「忙しいのに、なんで声かけてくるの?」と怒ったり、「ちょっと待って」と言ったりするのはよくありませんね。

私はもともと、なんでも始めたら一気に終わらせないと気がすまない性格だったので、家事もやり始めたら最後まで終わらせていました。要するに中断することが苦手だったのです。つねにやり始めたら最後までやることにしていました。

だから、長男の子育てが始まったとき、最初は「あと少しで家事が終わるから終わらせたい」という思いが強く、長男から話しかけられても「ちょっと待ってて」と言ったことが何度かあります。その言葉を言ったときに見せた長男のすごく残念そうな、そして悲しそうな顔を見て、この言葉は間違っていると思いました。

家事より子どもを優先していた

子どもに悲しい思いをさせてまで、家事を終わらせることに意味があるのかと反省したのです。しかも、待たせている間に、長男の質問したい気持ちや話したい気持ちがなくなってしまったことにも気がつきました。「これではいけない」と思い、とにかく子どもから話しかけられたら、すぐにやっていることを中断して子どもに向き合うことにしました。

「家事よりも子どもが優先!」と思うと、家事は中断できますよ。すぐに子どもに対応することによって、子どもは親を信頼するようになります。

子どもたちが幼いときには、呼ばれたらすぐに中断できる料理を作っていました。揚げ物は、中断すると油を吸ってベトベトになって食べられませんから、私の両親が来ているとき以外は作りませんでしたね。

また、洗濯物を干している最中に声をかけられたときも、すぐに子どものところに行っていたので、干すのを中断したこともしばしばでした。お天気のときには「干してしまいたい」という気持ちを振り切るのは大変でしたが、子どものうれしそうな顔を見たくて洗濯物はそのままに。

子どもはどんどん大きくなりますから「ママ〜、ママ〜」とかわいい声で呼ぶのも幼い頃だけですよ(笑)。家事なんていつでもできます。

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