「柴犬好き」フランス人が口々に語る大きな魅力 パリで柴犬が流行っているというのは本当か

✎ 1〜 ✎ 21 ✎ 22 ✎ 23 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

性格の面では、柴犬はとても元気で活動的な犬です。オコというオスの柴犬を飼っているパリの人によると、「柴犬は賢くて、興味のあるものをご褒美に与えればたくさんのことを学びます。オコは家ではとても静かで、1日中寝ていることもありますが、外に出て動き回るのをいつも待っています」。

「HACHI」を見て日本犬に興味を持った

パリのセーヌ川沿いでサナコという柴犬を散歩させていた飼い主のトニーに会うことができました。飼っている犬の話をしてくれるように頼むと、彼は柴犬を1匹だけではなく3匹も飼っていると教えてくれました。完璧です。

トニーは32歳で、コンピューターエンジニアとして銀行業界で働いていますが、日本犬との出会いは映画『HACHI 約束の犬』(リチャード・ギア主演)でした。この映画は、渋谷の銅像で有名な、主人が亡くなった後も毎日駅で主人を待ち続けたハチ公の物語です。

トニーとガールフレンドのキャシーはこの映画に感動し、秋田犬について調べ始めました。しかし、2人は当時小さなアパートに住んでいたので、秋田犬は飼うのが難しいという話を聞いたのです。

インターネットで調べるうちに柴犬のことを知りました。2012年当時はフランスではまだほとんど知られていませんでした。子犬は2500ユーロで、当時学生だったこのカップルには高すぎました。

飼い主に会ってから、インターネットで、900ユーロで買うことができました。そしてアキミが2人のところにやってきました。その後、2人はアキミをキャシーの家族に預けて1年間外国に行きます。

次ページフランスに戻ってから2匹目を飼うことに
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事