アイデアが「ウケる人」「スベる人」の決定的な差 「説得型発想」から「納得型発想」への脱却が重要
「アイデアが採用されない」を克服する最善策
皆さんもよくご存じだと思います。ビジネスのあらゆるシーンにおいて、優れた「アイデア」こそ状況を変革できる唯一のものだと。製品開発はもちろん、企画でも、営業でも、面接であっても、ほかにないオリジナルなアイデアこそ最強です。
そこで、一生懸命アイデアを捻り出し、会議や発表の場で披露するのですが、なかなか採用されない。提案が受け入れられない。企画が通らない。
「なぜだろう? 良いアイデアだと思ったのに」と悔しい思いをすることがあるでしょう。長い時間と大きなエネルギーを注ぎ込み、自信を持って披露したのですから当然です。
そんなとき、「相手が悪い」「私よりも相手はわかっていない」など、提案先を責める人が多いようです。
これまで300回以上の企画競合の場を経験してきた私も、初期のころは同じでした。「こんな素晴らしいアイデアが、なぜ通らないんだ?」「提案相手が悪い。理解が足りない」と相手を責めました。あるいは、そんな相手に当たってしまったのは「運が悪い」と嘆いたりしました。
しかし、そうでしょうか? 悪いのは相手なのでしょうか? そんな相手に出会ったのは運がなかったのでしょうか?
残念ながら、相手のせいにしているかぎり、アイデアが採用されることはありません。
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