学生にとって、面接とは評価してもらう場。しかし、学生を見ようとせずにスマホをいじくる面接担当者もいる。
「面接担当者の態度が悪く、一度も目を見て話を聞いてくれなかった」(文系・上位私立大)
「こちらが話している最中に明らかに興味ない感じでよそ見をしていた役員がいた」(文系・旧帝大クラス)
「スマホをいじられたらなえる」(文系・上位国公立大)
学生への要望として「時間厳守」をあげる人事は多いが、企業が遅刻することはかなりある。やむを得ない事情での遅刻はあり得るだろうが、学生に対する謝罪がないことに違和感がある。
「遅れて雑談しながら入ってきた」(文系・その他私立大)
「人事の方が30分以上説明会に遅刻して、なんの説明もなかった」(理系・上位国公立大)
昭和を思わせる体育会系
学生のコメントを読みながら感じるのは、企業の古くささだ。「研修で毎日走る話を聞いた」(理系・旧帝大クラス)という体育会系研修を実施する企業がある。その一方で、デジタル対応は遅れている。
「提出物はすべて手書きで郵送にこだわるアナログだった。筆記試験を対面で実施する予定だったがコロナの影響で中止になり、オンラインへの変更など柔軟な対応ができない会社なのかと志望度が下がった」(文系・その他国公立大)
「オンライン面接で、ZoomやGoogle Meetなどを使用すればうまく接続がいくと思う。あまり使われてないようなツールで面接をすると接続が悪いため、最終的に携帯電話で1時間話すことになった」(文系・上位私立大)
企業文化の遅れが端的に表れるのが、「ジェンダー対応」だ。女子学生はとても敏感だが、面接担当者は驚くほど鈍重・鈍感であり、女子学生に対し「女の子」「女」という言葉を平気で使っているが、女性差別と言われかねないと思う。
「わたしは女性であるが、某テレビ局の女性社員に『あなたは女だが、この場所でやっていけるか?』と言われた。世の中に影響を与えるマスコミだということもあり、発言内容にショックを受けてしまった」(文系・上位私立大)
「採用担当の説明会で『女の子は~、男の子は~』と、差別に近いような発言があった」(文系・上位国公立大)
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